お話しおじさん

古典的なお話しをご紹介しましょう。

004 ハワイはブラウニーの故郷:(2) メネフネってどんな人?

ハワイはブラウニーの故郷

「ハワイは小人の妖精『ブラウニー』たちの本当の故郷だ、少なくとも故郷だった。」

と知れば、きっと興味を持つ読者がいることでしょう(*1)。 

 

しかも、ハワイの人たちはずーっと昔から、この 冒険好きの流浪の民(小人)を知っていたのです。 

--- スウィフトが風刺心で、リリパットの小人たちを描くよりも、ずーっと前から(N.1)。 

 

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しかし、どの国にも小人(ブラウニー)たちは居る、と期待するのは行き過ぎでしょう。

また、ハワイの小人たち固有の特徴までも、他の国のブラウニーに期待するのも、行き過ぎでしょう。

 

メネフネってどんな人?

伝承によると、彼らは一つの種族だ、と言われています。

そして彼らは誰もが皆、素早く仕事をこなす優秀な労働者なのです。

 

特権階級のしゃれ男なんかじゃないし、かと言って、警察官ともずいぶん違います。

もち論、今の有名スポーツ選手たちとも違って、好奇心旺盛だったりお茶目だったりもしません。

 

この「メネフメ」の名で知られ、元祖であり血統が純粋のブラウニーたちは、とても勤勉な種族だと伝えられています。

 

メネフネは本当に居た

ハワイの人々の心にメネフネが深く根付いているのは、彼らに驚異的なパワーがあるからです。

そして山のように膨大な作業も、ほんの短時間で片付けてしまう、と伝えられています。

 

多くのハワイの人々は、島々の色々な場所に残る、メネフネが造った建造物遺跡を例に挙げます。

そしてその遺跡こそが、メネフネがいたという伝承を、裏付けるものだと主張するのです。

 

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(次回に続く)

 

(ノート)

(N.1) スウィフト(Swift)、リリパットの小人たち(Lilliputians):

J. スウィフトは、18世紀前半に西欧で活躍した、アイルランドの風刺作家です。

彼は、1726年に出版した「ガリバー旅行記」で、リリパット国に住む小人たちを描きました。

 

(注記)

(*1) Thomas G. Thrum(1907): Hawaiian Folk Tales, X.Stories of the Menehunes, p.107-109.